残念ながら、6月20日予定の永代経法要一般は昨年に続いて中止と致します。尚、11月3日の報恩講は予定通り勤修します。
20日午前と午後には、住職のみですが本堂にて読経して、お亡くなりになった有縁の方々を偲び、仏恩を報謝します。
浄土真宗では、現世で命を終えると即得往生で仏と成って浄土に往生します。仏さまにも段階があって、真理に目覚めて悟りを開いた存在としての「如来」(阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来など)が最上位、以下、如来を目指して修行中の「菩薩」(弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩など)、「明王」(不動明王、愛染明王、孔雀明王など)、「天」(帝釈天、阿修羅、弁財天など)と続きます。明王は、救いがたい生類を救済する存在として、ヒンズー教から取り入れられています。「天」もインド土着の神々を基にした存在で、風神や雷神、四天王もここに入ります。
こうした仏さまが仏像や仏画となって表現されるのは、釈迦入滅後500年ほど経ってからのことです。その後今日に至るまで、礼拝の対象としてはもちろんですが、素晴らしい美術品・芸術品としての鑑賞にも供されています。