お釈迦様と七高僧③
天親菩薩は、インド亜大陸西部ガンダーラのプルシャプラに生まれ、五世紀に活躍された七高僧の第二祖(サンスクリット名Vasubandhuヴァスバンドㇻ)。世親とも言う。 実兄無著(むじゃく)の勧めによって、部派仏教(小乗仏教)から大乗仏教に転じ
この世界の片隅で、生命科学者・歴史愛好家の住職が語ること
天親菩薩は、インド亜大陸西部ガンダーラのプルシャプラに生まれ、五世紀に活躍された七高僧の第二祖(サンスクリット名Vasubandhuヴァスバンドㇻ)。世親とも言う。 実兄無著(むじゃく)の勧めによって、部派仏教(小乗仏教)から大乗仏教に転じ
七高僧(親鸞聖人選定)の第一祖龍樹(ナーガールジュナ、Nagarjuna)は2世紀、南印度のバラモンの家に生まれ、バラモンの学問を習得したのち、仏教に辿り着き「空」の概念や「中論」を展開した。 当時、勃興していた大乗仏教の基盤となる『般若経
今から約二千五百年前、印度北部釈迦族小国の王子ゴータマ・シッダールタは、世の無常を感じ29才で出家された。難行苦行を経て、35才で悟りを開かれ、仏陀(ブッダ=目覚めた人)となられた。釈迦族出身のためお釈迦様と敬われ、釈迦が開祖の仏教には、難