住職の週報⑤
神仏(しんぶつ)、あるいは神(かみ)や仏(ほとけ)と言いますが、神様と仏様の違いは一体何でしょうか。 仏(ぶつ)は本来ブッダ(budda)の音訳で、覚者(目覚めた者、真理を覚った者)と意訳されます。元々はお釈迦様(釈尊)を指す語でしたが、阿
この世界の片隅で、生命科学者・歴史愛好家の住職が語ること
神仏(しんぶつ)、あるいは神(かみ)や仏(ほとけ)と言いますが、神様と仏様の違いは一体何でしょうか。 仏(ぶつ)は本来ブッダ(budda)の音訳で、覚者(目覚めた者、真理を覚った者)と意訳されます。元々はお釈迦様(釈尊)を指す語でしたが、阿
七高僧(親鸞聖人選定)の第一祖龍樹(ナーガールジュナ、Nagarjuna)は2世紀、南印度のバラモンの家に生まれ、バラモンの学問を習得したのち、仏教に辿り着き「空」の概念や「中論」を展開した。 当時、勃興していた大乗仏教の基盤となる『般若経
欧米の識者や哲学者は、数ある宗教の中で現代科学ともあまり矛盾しない宗教は仏教と言います。数回にわたってその例を紹介していきます。 2回目は、<三千大千世界と宇宙>について概説します。 仏教では宇宙を、三千大千世界が無数にあるとします。基本の
第2号をお送りします。ご笑覧ください。
今年は3月20日が二十四節気の一つ「春分」の日ですが、二十四節気をさらに三分割した<七十二候>という、自然の息遣いや営みを漢字3~4文字で表現したものがあります。 24節気が半月15日毎ですから、<七十二候>は5日毎になります。私は、数年前
暦の上からもようやく春となりました。 3月5日は24節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」で、冬ごもりしていた虫たちも春を感じて活動をはじめたことを意味しています。3月20日は「春分」となり、24節気は農作業や人々の生活と密接に結びついてきました。