住職の週報⑧
“嘘も方便”は、よく知られていますが、「方便」は元来仏教用語です。お釈迦様が衆生(生きとし生ける全てのもの)を悟りに導くために、仮にとられた便宜的な教えや方法を指します。 お釈迦様は、人それぞれの機(能力や素質)に対応してそれぞれに相応しい
この世界の片隅で、生命科学者・歴史愛好家の住職が語ること
“嘘も方便”は、よく知られていますが、「方便」は元来仏教用語です。お釈迦様が衆生(生きとし生ける全てのもの)を悟りに導くために、仮にとられた便宜的な教えや方法を指します。 お釈迦様は、人それぞれの機(能力や素質)に対応してそれぞれに相応しい
天親菩薩は、インド亜大陸西部ガンダーラのプルシャプラに生まれ、五世紀に活躍された七高僧の第二祖(サンスクリット名Vasubandhuヴァスバンドㇻ)。世親とも言う。 実兄無著(むじゃく)の勧めによって、部派仏教(小乗仏教)から大乗仏教に転じ
欧米の識者や哲学者は、数ある宗教の中で現代科学ともあまり矛盾しない宗教は仏教と言います。数回にわたってその例を紹介していきます。 3回目は、<唯識と深層心理>について概説します。 唯識(ゆいしき)は人の心である意識の構造を示し、その中で最下
第3号をお送りします。ご笑覧ください。
光教寺から朝倉遺跡まで、往復1時間ほどの散歩には時々出かけています。 6日には、鯖江市東大味町の「明智神社」を初めて目指しました。明智屋敷跡(土居ノ内)にあると伝わる3軒の農家が、光秀の恩義に報いんと400年以上も秘かに光秀座像(木製1
日本の原郷である山陰地方の「名城」を巡るため、3月末に愛車Nボックスターボを駆って2泊3日の小旅行に出掛けました。 雨模様の28日早朝に一乗谷を出発し、鳥取を目指しました。「鳥取城祉」(鳥取市)は標高263mの久松山にあって、急峻な山道